子供の頃は仕方ないとはいえ、大人になっても怖い苦手だなと感じてしまう場所と言えば、歯医者でしょう。いい大人でも歯が痛いのに歯医者に行かない人、私の周りにも多い気がします。
いつ来るかわからない痛みが怖い。
あの診療台に横になれば歯医者さんに身を任せるしかなく、どの処置で痛くなるのか見当もつかない、これは大人でも恐怖を感じるのは、あたり前の話ではないでしょうか。
ちょっと痛いかも知れませんよ~と声を掛けてくれる先生もいますが、変な所で痛みが来ると恐怖を感じてしまいます。
歯医者さんに「痛いときは手を挙げてくださいね」と言われますが、手を挙げた時点でもう痛みが走っていて挙げた時点で止めてくれても遅く、さらに「もうちょっとだから我慢して」と言われ無理やり削られてしまう、これでは大人でも苦手になるのあたり前と言えます。
歯医者さん独特の匂い
普段生活している中であまり馴染みのないあの独特の匂いは、歯医者さん消毒の匂いかと思います。
匂いは記憶に残りやすく、過去の恐怖感を嗅いだ瞬間に思い出させ、大人になっても恐怖を感じてしまうのではないでしょうか、歯科医院の中に入って匂いを嗅いだ瞬間ドキドキしてきて緊張感が増した経験があり、私もあの匂いは今でも苦手です。
口の中に水がたまり苦しい
個人的な意見ですが、私はこれが一番苦手で、今でも苦手で歯医者通い始めた頃は、恐怖さえ感じていました。
診療台に深く寝せられて、口を開け何をされるかわからない緊張感の中、治療器具から出る水が口にたまれば苦しいのはあたり前です。
大人に多いようですが、おえっ~と嘔吐反応してしまう方も多いと思います。
また喉の方に水がたまると、呼吸が上手く出来なくなって、溺れそうな窒息感も感じる事があります。
私もあの水があまりにも苦手で、噴き出した事が何度か、おえっ~となり治療がストップしたのも何度か、経験しています。
一番の対処方は、治療台の椅子を少し起こしてもらうと解決すると思います。
今では初診の時に、おえっ~となりやすい事と、「椅子を起こして治療して頂けると助かります」と伝えてから治療してもらっています。
呼吸がしずらい、おえっ~と気持ち悪くなる、これはなかなか怖く苦手になる原因ではないでしょうか。
そもそも病院が苦手
私の周りにも結構多い病院嫌い。
歯医者に限ったわけではないのですが、病院自体に行きたくないというものです。
以前従業員の中に、会社の年に1度の検診の時期が来て、嫌そうでしたが義務ですので仕方なく行ってくれましたが、前日より具合が悪くなるほど病院嫌いだと聞かされました。
ある時、その人の頬が腫れているのに気付き問いただすと、奥歯の虫歯が原因のようでした。
歯医者に行くことを強く薦めましたが、痛み止めなど飲んでごまかし、一週間ほどで腫れも引き、歯医者には行かなかったのではないかと察します。
会社は辞めてしまいましたが、病院嫌いだからと虫歯をあそこまで放置すればいずれ、骨にまで影響が出て、歯医者では済まない事態になることが予想される出来事でした。
痛みが無くなると歯医者に通うことが面倒で苦手
痛みが出た時は、耐え切れず歯医者に駆け込みますが、1,2回通院すると痛みも無くなり、通うのが面倒になり、行かなくなる方も少なくないと思います。
仕事をしていたり、家事や日々の生活に追われ面倒に感じるのは当然だと思います。しかし根の治療(根管治療)などは時間が掛かり何度も通院しなくてはなりません。
痛みが出てから歯医者に行かれた方は、根の治療を余儀なくされる可能性が高いのではないでしょうか。
この根管治療を途中でやめて放置した場合は間違いなく、次は凄い痛みと抜歯が待ち受けています。
面倒だし苦手でもせっかく通い始めたのですから、きちんと治るまで頑張って通ってみる事をオススメします。意外と苦手意識が薄れていくものです。