給料が合わない
正社員として12年ぐらい勤めていました。
仕事もそれなりに覚え、新入社員や、新しい下請けさんに仕事を教えたり、現場責任者になったりと忙しくなってくる。
人の面倒を見る事でストレスも多くなってくる。
それでも仕事を任せられる人が少なく、大変な作業や、難しい作業は自分がやらなければならない。
責任感はあったので、任された工事をまとめ上げた。
しかし、出来ると思ってくれたのは有難いが、次から次と任せられ、精神的肉体的にきついと感じる。
ここまでやっても給料はさほど上がらず、仕事とストレスだけ増え、
手取り平均22万ぐらいなら
自分で会社を作ろうと考え出した。
社長に疑問を感じた
仕事ができなかった頃は、やさしく、よく面倒を見てもらっていた。
いい社長だな~と思っていた。
ある時、自分のおやじが腹痛で倒れ、病院に駆けつけると、
胃と腸の間にがんが見つかり、助かる確率も低いと医者から告げられる。
手術をすることになったが、50万が必要だった。
その頃は、まだ若く貯金などない。
即、社長に電話をし、事情を話し、50万貸してほしいとお願いした。
この時言われた社長の一言は今でも忘れられない。
「おれは銀行じゃね~んだぞ」と・・・
クルーザーやジェットスキー、高級車乗り回していても、
従業員の父親が、
がんで手術する費用、たった50万貸せない社長だった。
自分に自信があった
10年以上やっていると、他社から声を掛けられる事がたびたびあった。
引き抜きではなく、独立を促すものが多く、
なおさら、心が揺れ動くことがよくあった。
一度やった仕事のお客様からも、次も指名されることも良くあり、
独立しても、やっていけるんではないかと思っていた。
また、自分と組んで仕事をしたい、
ほかの人とはやりたくないと言う、若手が何人か現れ、
そうとう自信がつき嬉しかったのを覚えている。
社長になるのが夢だった
実家は、共働きの決して裕福な家庭ではなかった。
漠然とですが、社長になりたいと、どこか思っていました。
何がやりたい、とかではなく、とにかく自分で会社を作り、
金持ちになりたい(社長=金持ち)単純な思いだったと思います。
思いは叶う、ではないですが、心の奥底でいつも思っていると、
自然と夢に向かって行動し、近づいてしまうものだと、今思います。
部活の部長だったり、クラス長だったりしてました。
社長になったばかりは、大変過ぎて、夢だった事は忘れて飛んでいました。
人に使われるのがいや
これが一番の要因だったと思います。
自分より単に年上だったとか、地元の先輩だからとか、
実力がないのに命令されたり、ほんと嫌でした。
社員の自分が頑張って、いい仕事をして辛い仕事をこなしても、
結局、仕事を取った、社長や会社が認められ株が上がります。
やっぱり使われていてはダメだし、使う側に行かないと何も変わらないのです。
今、自分で会社を作り仕事をしていて、
結局、お客さんに使われているので、たいして変わらないきがしますが、
そこは全然ちがいます。
ただ使われてるのではなく、仕事の依頼があり、
やるかやらなかの選択しは、こちら側にある、ということが全然違います。